黒酵母βグルカン(アウレオバシジウム)培養液テクニカルレポート


1 基礎データ ヒト試験-1


黒酵母(アウレオバシジウム)培養液の抗火傷ヒト試験に関する報告

■株式会社アウレオ ■試験依頼先:NPO法人 日本サプリメント臨床研究会

要約

黒酵母(アウレオバシジウム)培養液による火傷の治癒促進作用をヒトを対象として検討した。両腕の曲池に施灸して火傷を作成し、片腕の火傷部位にアウレオバシジウム培養液を塗布し、治癒に及ぼす影響を試験した。火傷後3日目における紅班面積は、アウレオバシジウム培養液を塗布することで、統計的な有意差(p<0.01)をもって、無処置の場合に比べて51%にまで縮小した。これはアウレオバシジウム培養液を塗布することで、紅班の治癒が促進されたためと考えられる。火傷の部位にアウレオバシジウム培養液を塗布すると、治癒が早まる例が報告されているが、今回の結果はそれを裏付けるものといえる。

試験試料

黒酵母(アウレオバシジウム)培養液

試験方法

■被験者 12名
試験方法の表

■ 操作
 お灸を両腕の曲池に施し、火傷を作成した。左腕のお灸施術部位には、アウレオバシジウム培養液を1.5mLしみ込ませた1.5cm×1.2cmの脱脂綿を貼り、絆創膏で固定した。乾いたら(4〜5時間後)、脱脂綿をはがした。一方、右腕のお灸施術部位は、無処置とした。この処置を1日1回、3日間毎日実施した。
■測定項目
 火傷による紅班の面積と写真、痛み、ヒリヒリ感、水泡、かゆみ

結果

図1 個々の被験者における紅班面積(mm3)の比較(火傷の3日目)

表2 火傷による紅班に及ぼすアウレオバシジウム培養液の効果

 お灸による火傷後3日目における紅班面積は、アウレオバシジウム培養液を塗布することで、統計学的な有意差(p<0.01)をもって、無処置の場合に比べて51%にまで縮小した。これは、アウレオバシジウム培養液を塗布することで、紅班の治癒が促進されたためと考えられる。

考察

 火傷の部位に、アウレオバシジウム培養液を塗布すると、治癒が速まる例が報告されているが、今回の結果はそれを裏付けるものといえる。火傷の治癒を促進する有効成分が含有されている可能性が示唆された。その有効成分がβグルカンであるのか、それともそれ以外の成分であるかは今後の研究課題といえる。

今後の試験研究に対する展望

1 活性画分と有効成分の特定研究